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Fi 167 (航空機) : ウィキペディア日本語版 | Fi 167 (航空機)
Fi 167 は、ドイツのフィゼラー社で第二次世界大戦の直前に製作された単発の爆撃機である。元々は、ドイツ初の航空母艦「グラーフ・ツェッペリン」に搭載する艦上雷撃機として開発された。 == 概要 == 1936年にグラーフ・ツェッペリン建造開始に伴い、爆撃、雷撃、偵察用の多用途艦上機開発に着手した。本機の競作相手はAr 195であったが、Ar 95Lに若干の改造を加えただけであったので、本機が正式発注を勝ち取った。 機体の特徴は単発、複座、翼間支柱が2張間の複葉機で上下の主翼前縁に自動スラット、下翼後縁には大型のフラップがありSTOL性能が高い。また固定脚の主脚は非常時に投棄が可能になっていた。 1940年夏には12機が稼動状態となり、評価のために実験飛行隊が編成されたが、空母建造計画自体が中止されたので部隊はオランダへ移動、沿岸作戦での能力評価を行なった。1942年5月に空母建造計画が再開されるが既存機を流用する事となり、本機は評価試験終了後1943年に9機がクロアチア独立国へ売却、残る3機は着艦衝撃試験等に用いられた。
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